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デライト地熱システムを夏に機能させる
(オプション1)
私の家で最終的に採用したシステムは、デライト24時間換気システムですが、下記のようになり夏の仕組みは実際には成立せず、基礎の換気に失敗しましたことは前に書いたとおりです。

ではどうしたら良いか?
今更クーラー全開の反エコの時代に逆戻りするわけにも行かないので、次のようなシステムを考えてみました。
@システムを逆ループにする
これは、基礎を排気ダクトの一部と見做し、空気の流れを逆ループとする方法です。実際に我が家でも基礎内のダクトを一部つなぎかえればこのシステムは実現できます。

この方法はいくつかのメリットがあります。
(メリット1)
地熱利用方式であると、基礎内にいきなり外気を取り入れるので、夏は足元が暖かく、冬は足元が若干寒くなる。が、この方式なら、室内の空気を床下に回すので、そのようなことが無くなる。
(メリット2)
基礎内の環境がきちんと管理されていない状況(例えばカビ)では、地熱利用方式だと基礎内の空気を室内に導入するのでやや不健康である。が、この方式なら、基礎内の空気は外に出すのでそのようなリスクがない。
しかし、同時にデメリットも生じます。
(デメリット1)
最大のデメリットはなんといっても地熱利用が出来なくなる。基礎を使用している意味が半減、非効率。室内にいきなり外気が入るので体感温度にも感じる恐れ。
(デメリット2)
基礎内に汚れた空気(例えば、トイレ、下駄箱等)から空気を導入するので、きっと基礎にもぐる気がなくなる。基礎の点検がおろそかになる。基礎軽視の感覚的危険。
このように一長一短なので、このしくみを積極採用しているメーカも多くあります。
が、どうしても地熱利用にこだわりのある私は更なる工夫を試みました。
夏のシステムの成立解!
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