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デライト地熱利用は夏は機能しない
私の家で最終的に採用したシステムは、デライト24時間換気システムですが、下記の夏の仕組みは実際には実際には成立しませんでした。

なぜなら、我が家の場合、初夏から秋にかけてほとんどエアコンを使わず、自然換気(=窓を開けて)で過ごすからです。
上の図を見てもらうとわかるように、室内の空気を24時間の換気ファンで外に汲み出しています。そうすると、家の中は負圧になります。窓がすべて閉まっていれば、閉鎖空間ですので、基礎に設けられた吸気孔(デライトのフィルターがついている)から基礎内に空気を導入出来ます。
しかし、春〜夏〜秋と窓を開けて過ごす場合、換気ファンで空気を外部にいくら汲み出しても吸い込まれるのは、”吸気孔から”ではなく大きく開いた”窓から”ということになります。当たり前と言えば当たり前ですが、こんなことはかなりの人は決して想像していないと思います。
ちなみに私の家の近所は新興の住宅街ですが、このエコの時代ですので夏でも2〜3軒に1軒は2Fを窓を開けて暮らしているように思えます。5軒に1軒は1Fも窓を開けて暮らしているように思えます。

私も甘く見ていたのですが、空気の停滞した基礎内に見事にカビが生えました。換気の悪い洋服ダンスにカビが生えるのとまあ似たようなものです。
だからと言って、エアコン漬けの生活になりたいとも思いません。エアコンを使わない住環境でも真夏の猛暑日を除いてそんなに悪くはないからです。
では、どうすれば良いか?私の工夫を紹介してみたいと思います。
夏のシステムを成立させる!
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