地熱利用換気システムの検討
 
〜デライト型、ジオパワー型、OMソーラー型の比較〜




 デライト型システム
 私の家で最終的に採用したのは、デライト24時間換気システムですが、基礎に吸気し、各部屋からダクトで引っ張って集中廃棄するだけの第3種換気の仕組みなので、メカらしいメカは、排気用ポンプのみです。このようなシステムを仮に「デライト型」と勝手ながら名付けます。シンプルな仕組みなのでコストがホドホドなのがメリットです。


 
 ジオパワー型システム 
 これに対して、もう少し高級なシステムです。吸気する空気をあらかじめ地下数メートルまで循環させて基礎内に地熱利用のために導入するものです。地中にパイプ等の埋設が新たに必要になります。下記のような商品もあるので「ジオパワー型」と仮に呼ばせていただくこととします。が、年中変化の少ない地中の温度環境を享受できますので四季を通じてシステムを切り替えなくて良いので住みやすい家が出来そうです。
 
 

 GEOパワーシステム 

 OMソーラーのしくみ
 地熱に加えて、2重屋根構造で太陽熱の利用を行います。前述の「ジオパワー型」が「デライト型」に地熱の部分で熱交換を強化しているのに対して、「OMソーラー型」は、屋根部分での太陽熱利用を強化しています。ちょっと高級な屋根と思います。内側の屋根の断熱が十分であれば大変良い家になると想像します。

 

 OMソーラー冬の仕組み
 OMソーラー夏の仕組み

 まとめ

 「GEOパワー型」も「OMソーラー型」も構造上あまり複雑でないように気をつければ、なかなかの仕組みだと思います。当家の場合には、経済的な制約もあり、一番基礎的なシンプルな「デライト型」を採用しました。今でも、デライトの吸入孔にビニールハウスをつなげないかとか、吸入孔に地下パイプとかつなげないかとか思ったりしてたまに考えますが、土地面積に制約のある一般の家ではなかなか困難だなあと言うのが結論です。

 
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